プロブロガーはあくまでも手段だという話
最近ブログだけで食べていくという記事をよく見るので僕も取り上げてみたいと思います。まずブログだけで稼いでいくことについてどう思うかというと、その事自体についてはいいと思います。ただし明確にやりたい理由があることが前提で、雇われて働くのが嫌だとか、好きな事して生きていきたいからとか安易な理由でそれを選ぶことについては疑問を持ちます。
ブログはあくまでも手段である
なんか誤解している人が多いように思いますが、ブログであくまでも世の中の人に情報を届けるという手段に過ぎないということです。何か世の中に対して伝えたいこと、届けたいことがあって、それを伝えるための手段、ツールとしてブログがあるという考え方が正しく、それがないのに情報を発信していくことが果たし継続していくことが出来るでしょうか。
確かにいろんな方のブログを見ているとアフェイリエイトとかで月何十万とか稼いでる方も見かけますし、そういう人は自分の好きなことして生きてて、しかも稼げてるって羨ましいって思うかもしれません。しかしその人は本当にブログで稼ごうと思っているのでしょうか。
自分のやりたい事でないと継続出来ない
ここで一度よく考えてみてください。多くのサラリーマンが60ー65歳で定年します。ということはこれくらいまで働かないといけないということです。つまりこの年までブログを続けながら稼ぎ続けることが出来るのでしょうか。組織に属して働くことはある程度の仕事量をこなすことを義務化されますし、それをこなしてさえすればある意味安定した収入を得ることが出来ます。
それに比べてブログはどうでしょうか?ある程度形を作ってしまえばほったらかしでも稼げるという人もいますが、これだけ毎日新鮮な情報がアップデートされる時代に更新されない古い情報に価値はありませんよね。つまり情報の発信を継続することが前提となるのですが、自分のペース次第で更新の頻度が決められるブログをモチベーション高く続けるイメージは出来ますか?人は義務化されていないものについては、自分がやりたいものでないとモチベーション高く取り組めないという側面を持っており、ブログで稼ぎたいという気持ちだけでは長く続けていくことが非常に困難ではないかと感じます。
替えのきく人生を生きてほしい
冒頭もお伝えしましたがブログで稼いで生きていくことは悪いことではありません。ただブログを使って実現したいことは本当にやりたいことですか?
就活で内定をもらえなかったからとか、今の仕事が楽しくないからとかの理由でその選択肢を選ぼうとしている人がいれば今一度よく考えてみてください。本当に自分のやりたいことであれば僕のように仕事をしながらでもブログを書くことも出来ますし、本業があるとそっちが忙しくてブログを書く時間がないとか言うのはただの言い訳です。本当に好きな事であれば時間を作って出来るはずですし、それが出来ないのであればブログ一本にしても長くは続かないと思います。
仮にブログで今は稼げていても、いつかインターネットで個人が稼ぐことがNGな法律が出来ないとは限りません。その時にまだ若ければいいですが、30代を越えてキャリアがない人の需要は限りなく減るでしょう。どうなった時にでも対応できるよう選択肢を増やしながら生きていくことが人生をより良く送るポイントだと思っています。
まとめ
自分の好きな事をして生きていくことはいいことだと思いますし、子どもたちの5人に1人がYouTuberになりたいと言う時代ですし選択肢の一つとしてはありだと思います。しかし5年先、10年先、30年先など先を見据えてキャリアビジョンを考えることも必要なことではないでしょうか。プロブロガーという生き方も手段の一つであることを今一度認識しておくといいかもしれません。