スペアポケット | 困った時に役立つWebメディア

何か困った時に解決できる手段を提供できるブログにしていくために日々更新中。

当ブログは移転しました。

働き方改革する意味について考えてみた

スポンサードリンク

f:id:riiiiche:20180613002520j:plain

どーも僕(@raia_k1218)です! 

 

最近は働き方改革なんて言葉もよく聞くようになって、長時間労働の是正のために業務見直しや作業の効率化などが行われていますよね。

 

プレミアムフライデーの導入や週休3日制などの労働時間の分母圧縮に向けた制度も少しずつ取り入れる企業が多くなっているのもニュースで目にする機会も増えてきましたように感じます。

 

僕も生産性の向上のために色々な工夫を行っていたり情報のインプットをしているものの、この働き方って本当に良いんだっけ?というのが自分の中でも疑問になることがあるので一度働き方について個人の考えをまとめてみたいと思います。

 

従来の働き方について

従来の日本人の働き方は長時間労働ありきの働き方というか、結果を出すためにはとにかく自分の時間を仕事に費やすことで成り立っていました。

 

朝から平日休日関係なく仕事するのはもちろん、朝から晩まで寝ないで働くことが美徳とされるような文化もあり、今でも遅くまで働いてるやつは頑張ってるやつだと評価される企業も少なからずあるでしょう。

 

結果を出したかったら量をやれ、結果が出てないのに早く帰るのはありえない、ライバルに勝ちたいならそいつの倍の量をやれなどかなり体育会系のノリで日本のサラリーマンは心身共に削りながら仕事をしてきたのです。

 

そんなに頑張っている人達で成り立っている国であるにも関わらず、世界から見ると日本の生産性は先進国と比べて低いと言われています。

確かに外資企業の話を聞いていても人数のかけ方や仕事の進め方が全く違う印象を受けています。

 

朝から晩まで休日返上で働いているにも関わらず生産性が低いということは、日本が他の国と比べて、①働く時間が成果に伴っていないか②時間あたりに産み出される成果が低いか、究極この2つのどちらかだと思います。

 

①働く時間が成果に伴っていない

簡単にいえば3時間で終わる仕事をダラダラと6時間やっている感じです。

海外企業の働き方を聞くと定時への意識が強く、働く時間が決まっているからこそ時間内で仕事を終わらせる工夫をしながら業務効率を上げ、それでも回せないキャパの量の仕事は他の人に任せたりそもそも断るなんてこともざらにあります。

 

逆に日本はあまり労働時間が決まっているということの意識が薄く、業務スケジュールを残業前提で組むのが多い時点で海外企業人とは違うということがわかります。

 

さらにNOと言えない日本人は自分のキャパが限界を越えていても依頼は断らないので、どんどん仕事が増えていきます。

 

NOと言えないということはつまり仕事の大小を判断できないことになりますので、小さな仕事ばかり対応に時間をかけるていると働く時間が生産性に比例しない状態になる訳です。

 

②時間あたりに産み出される成果が低い

上記で記載したように仕事の大小を判断せずタスクばかり増えている状態だと、生産性はまったく上がりません。

 

生産性を上げることは業務を仕組み化し、1つの作業に対してのレバレッジを上げていくことですが、業務量がキャパを超えた状態だと目の前の仕事を処理していくことにパワーを割かれてしまいますよね。なので仕組み化することに時間を使えない状態が続いてしまうのです。

 

仕事の依頼スケジュールについても日本企業は短納期で設定しているのに対し、海外企業ではある程度納期に余裕を持ったスケジューリングをしている印象があります。

 

つまり日本人は海外に比べ短納期の仕事を大量にこなしているという事になりますが、その状態では仕組み化することに時間を使えるはずがありませんよね。

 

それが日本人の生産性が上がらない根本的な要因なのではと個人的には考えています。

 

生産性を上げる今後の働き方について

これまでの日本の働き方をまとめると「納期が迫った仕事をとにかく処理する働き方」というものといっても過言ではないでしょう。それが一人あたりのキャパシティを越えているからこそ長時間労働をせざるを得ない状況なのです。

 

近年日本が進めようとしている働き方改革の大きなテーマは「長時間労働是正」です。

1日24時間という時間のなかで仕事にあてる時間を減らし仕事とプライベートのワークライフバランスを保つこと。

 

最近流行りのテレワークは通勤などの移動時間を削減することで、1日のなかで仕事に含まれる通勤時間を削減させプライベート時間の確保を目的としています。もちろん高齢化と少子化による働き手が減ることを懸念して主婦層などのリソースの活用や遠隔地にいる優秀な人材を積極的に活用できるという面もありますが。

 

労働時間削減のためにはテレワークなどの環境を整えたり、週休3日やその他制度を整えていく企業が増えてきています。会社員の人が働きやすい環境はこれから社会の変化と共にどんどん充実してくると思われます。

 

ただ制度や環境を整えるだけで生産性は本当に上がるのかという点で考えると疑問が残ります。なぜなら日本人の生産が低い根本的な原因が時間的な制約部分ではないからです。

 

まじめな日本人は週休3日になっても仕事が片付いてなければ休みの日でも仕事をするはずです。だって今もあんなに残業をしているので。。。

 

なので制度を整えることに加え、一人一人に対しての啓蒙が必要になります。

決められた時間の中でのパフォーマンスの最大化することに頭を使い、短納期の仕事を回し続ける働き方をしないように動き方、考え方を変えることです。

 

まず個人のレベルで出来ることは自分自身で働く時間を決めて、その中でのパフォーマンス最大化を考えることです。それにより浮いた時間を趣味の時間にあてたり副業の時間にあてたりするのも良いでしょう。

 

一人一人の生産性向上に取り組むことが日本の生産性向上の一番の近道になるはずですし、充実した生活が送れるきっかけになるのではないでしょうか。